【シーズン137敗ペース】2025年シーズンのロッキーズはなぜこんなにも弱いのか?実は数年後に最強チームに!

プロ野球、メジャーリーグ

ロッキーズが1日(日本時間2日)、敵地のメッツ戦に2―4で敗れた。現在8連敗中で、わずか59試合目で50敗目に達した。

弱い。とにかく弱すぎるロッキーズ。現在の勝率は1割5分3厘でシーズン137敗ペース。MLBのシーズン最多敗戦が去年のホワイトソックスが達成した121敗を大きく上回るペースで負けまくっていますが、実は球団の方針でわざと負けているかもしれません。ここ最近のMLBは去年のホワイトソックスが41勝121敗、2023年のアスレチックスが50勝112敗、2021年のオリオールズが52勝110敗と平気で負けまくるチームが表れています。しかし、これにも訳があるのです。なんと球団がわざと負けるように現場へ指示を送っています。今回はロッキーズがなぜ弱いのか、意図的に弱小球団になった理由がこれです。

ドラフトで良い選手を獲得しやすくするため!

MLBのドラフトは、勝率の低い球団から指名権を得られます。つまり、わざと負け続けることで良い選手を獲得しやすくするのです。この手法はタンキングと呼ばれ、近年のメジャーで問題視されている行為になります。チームの有力選手を優勝争いしている他チームに放出し、数年間シーズンは低迷、その間に有力選手を獲得、数年後に優勝を目指します。

2021年に110敗したオリオールズは2018年は115敗、2019年の108敗しており、今年のロッキーズと似たような低迷ぷりを見せていました。しかしこのオリオールズ、なんと2023年のシーズンは101勝を挙げ、あの強豪チームヤンキースやレットソックスを退けて東地区1位になりました。他のチームを例に挙げてみると、カブスやアストロズも元々は低迷していたチームですが、このタンキングを用いてリーグ優勝、ワールドシリーズ制覇を経験しています。タンキングはお金がない球団が、数年間低迷する代償として黄金期を築くための手法なのです。 そのためには、チームの主力を他チームの若手有望株とトレードしたりして、将来を見添えたチーム作りに注力しなければなりません。しかし、ロッキーズがこれだけ弱いのにはその他にも理由があります。

 高い給料を払っているのに戦力にならない主力が多すぎる!

昨年のホワイトソックスは前年に主力を放出して、露骨にタンキングをしていましたが、ロッキーズの場合は使えない主力が多すぎて、そもそもトレードが成り立ちません。しかし、高額な給料を払ってしまっているので彼らには試合に出続けてもらわなければなりません。そもそもなぜ高額な給料を払っているのか??

実はメジャーリーグは5年、10年という長期契約で総額いくら払うのか決まります。なので僅か1、2年しか活躍しなくても、FA権を持っていれば給料が何倍も膨れ上がります。欲しい球団が多ければ多いほどオークション形式で値段が上がり続けるのです。ロッキーズの高年俸選手を以下に挙げてみると、、、

 カイル・フリーランド  32歳 0勝8敗 防御率5.72 1600万ドル(チーム2番目の高年俸)

 ヘルマン・マルケス   30歳 2勝7敗 防御率6.98 1000万ドル

 アントニオ・センザテラ 30歳 1勝10敗 防御率7.14 1200万ドル

 クリス・ブライアント 34歳 打率.218 2HR 15打点 2700万ドル(チーム最高年俸)

 ライアン・マクマホン 30歳 打率.204 6HR 17打点 1200万ドル

見てわかる通り、給料分の働きをしていません。これだけ主力選手が不良債権化しているので、まともに戦えるわけがありません。ロッキーズのチーム総年俸は1億3000万ドルで、上記5名は総額7700万ドル。つまり、総年俸の約60%が機能していないのです。戦力を上げようにも他に資金を回せなくなり、これだけ高額だとトレードで貰ってくれる球団は無いので、我慢して使い続けるしかないのです。

いかがでしたか。今回は、なぜロッキーズが歴史的低迷をしているのか考察してみました。ファンは今日歯がゆい思いをしていると思いますが、希望はまだあります。少しでも主力がいい成績を残して、優勝争いしている球団に売り飛ばすのです。シーズン後半にもなると怪我人が続出し、ロッキーズの選手でも欲しがる球団が増えてきます。猫の手も借りたい状態になるわけです。トレードで若手有望株貰い育成し、ドラフトでよい選手を取り、数年後リーグ優勝、ワールドシリーズ制覇を夢見て今は耐えるしかないのです。

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